1994-03-24 第129回国会 衆議院 商工委員会 第1号
これは九二年のある新聞で、「よみがえる合繊産地」ということで紹介された中にも、系列化が進む中で、例えば福井県では全体の六割以上が織機二十台以下の家内工業的な機屋さんで、設備投資や人材確保ができず、八五年以降で一千軒が廃業をしてきた。
これは九二年のある新聞で、「よみがえる合繊産地」ということで紹介された中にも、系列化が進む中で、例えば福井県では全体の六割以上が織機二十台以下の家内工業的な機屋さんで、設備投資や人材確保ができず、八五年以降で一千軒が廃業をしてきた。
北陸の合繊産地、非常に輸出依存度が高いわけでございますけれども、非常に大きな市場でございます米国市場におきまして、天然繊維あるいは短繊維志向というような需要動向の変化が起きておりました。加えて、石油価格の低迷等が影響いたしまして、中近東市場が非常に不振の状態に陥ったというようなことも影響いたしまして、輸出環境が非常に悪化しているわけでございます。
があってこういうように落ちついておるのだと私は思いますが、しかしいま一つの問題点は、せっかく産地でスクラップ・アンド・ビルドで共同廃棄あるいはさらに完全な共同廃棄をやる、こういう努力をしても、産地外からその綿やもの織機が三万とか五万という権利金で売られるのか買われるのか、これは両方、売る者がなければ買う者はないし、買う者がなければ売る者はないという関係はありますが、実態としては、ほかの産地から例えば合繊産地